クラウドソーシングでブラック、悪質案件を見分ける方法【クラウドワークス・ランサーズ】

佐藤辰則
佐藤辰則

これまでにクラウドワークスやランサーズで1年以上、何十件という仕事をこなしてきた辰則です。

今回は、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトで、ブラックで悪質な案件を避ける、見分けるための基準を紹介していきます。

僕自身これまで、いくつかのブラック案件にひっかかってきたので、その時の教訓を読んでくれた方にシェアできればと思います。

クラウドワークス・ランサーズでブラック悪質案件を見分ける方法

1. 評価の低いクライアントを避ける

クラウドワークスやランサーズでは、仕事を請ける人間も評価されますが、仕事を発注するクライアント側も評価されます。

そのため、発注実績のあるクライアントには仕事の請け手からの評価が溜まっていきます。つまり、その評価が低いクライアントからの仕事は受注しないようにしようということです。

クラウドワークスやランサーズでは、特段問題がない場合には、大体の人が5つ星をつけるので、3つ星や4つ星ばかりというクライアントは「何かしら問題があるのでは?」と構えた方が安全です。

評価が高くなくとも、良いクライアントというケースもまれにあるかもしれませんが、クラウドソーシング初心者の人は避けておいた方が無難でしょう。

2.クライアントにつけられている評価コメントを確認する

クライアントにつけられている評価ポイントを確認すると同時に、つけられているコメントも確認しましょう。クラウドワークスやランサーズでは、仕事の請け手は仕事完了時にクライアントに評価コメントがつけられ、その評価コメントは全体公開されます。

そのため、新規でクライアントを探す場合には、その評価コメントもあわせてチェックしましょう。

評価の星が5つ星中心だったとしても、中にはクライアントに対しての不満を爆発させている評価コメントがあったりすることがあります。

そうしたコメントが1件、2件の場合には、受注者側に問題があった可能性もありますが、何件も非難コメントが挙がっている場合には、クライアント側に問題がある可能性も。

佐藤辰則
佐藤辰則

僕もクラウドソーシングを始めた当初、評価コメントを確認しなかったがために痛い目を見た経験があります。

3.初心者歓迎を謳っている案件を受注しない

初心者歓迎を謳っている案件を受けないのも一つの、ブラック案件回避術になります。

初心者歓迎を謳っている案件の多くが低単価案件となっており、そうした案件を受注すると、働いても働いても稼げないといった事態になります。

コンビニなどのアルバイトには最低賃金が設けられており、時給の下限が決まっていますが、クラウドソーシングサイトの案件には最低賃金などの条件がないため、案件単価で失敗すると時給換算100円、200円なんてことになるケースも普通に出てきます。

つまり、「初心者歓迎=低賃金で働いてね」というメッセージとして受け取る位がちょうどいいです。

4.低単価案件にはそもそも応募しない

例えば、Webライティングだったら、文字単価1.0円未満の案件にはそもそも応募しないのが無難です。

Webライティングで文字単価が1.0円を下回ると、どんなにタイピングが速かったりで記事を早く書ける人でも、時給換算で800円程度を達成するのも難しくなります。

そのため、クラウドソーシング初心者の方であっても、あまりに低単価な案件は受けるべきではありません。

文字単価1.0円程度の案件であっても、マニュアルがしっかりとしていて、初心者が始めるにはピッタリなんて案件も中にはあります。

そうした案件に巡り会えるよう、継続的に案件応募を繰り返すのも重要です。

5.テストライティング報酬単価が極端に低い案件は注意

Webライティングでテストライティング報酬単価が極端に低い案件も注意が必要です。

まともなクライアントさんであれば、テストライティングにもしっかりと報酬を払ってくれます。

テストライティングに支払う報酬が準備できないクライアントは予算が厳しい、もしくは低予算でクラウドソーシングを使い倒したいという意図がある可能性があるので、避けるのが無難です。

仮にテストライティングで受かったとしても、その後の本案件での報酬額が渋くなる可能性が十分あるので注意しましょう。

6.仕事を受注する際に、業務範囲をしっかりと確認する

業務範囲をしっかりと確認してから仕事をはじめないと、後々痛い目を見る、なんてケースになりかねません。

例えば、Webライティングの場合には、文章を書くだけなのか、それともワードプレスの編集が必要なのか、画像の準備が必要なのか、などなど様々な要素を確認する必要があります。案件の募集文章で記載ある場合にはその限りではありませんが。

仮にWebライティングで文字単価1.0円の案件であっても、ワードプレスの編集や画像の収集と挿入なども必要といった場合には、単純に文章を書くだけよりも作業量が増え、実質文字単価0.5円といったことになるケースになることも。

実際、僕自身も同様の失敗を何度かしたことがあります。

そのため、どのようなジャンルをクラウドソーシングサイトで受注するにしても、その業務範囲は開始前にクライアントさんとハッキリとさせておきましょう。

7.クラウドソーシングサイトの規約違反をしようとするクライアント

クラウドソーシングサイトは、日々詐欺案件およびそうした詐欺クライアントを撲滅しようと活動していますが、それでもイタチごっこな部分もあり、詐欺クライアントが紛れ込むケースは普通にあります。

なので、「LINEに誘導する」などのクラウドソーシングサイトの利用規約に違反するようなことを薦めてくるクライアントに遭遇しそうになったら、案件を受注しないように注意しましょう。

おわりに:ブラック案件に注意してクラウドソーシングを使いこなそう

今回この記事で紹介したような内容に注意して案件選びをすれば、無対策で案件探しをした場合より、かなりブラック案件回避ができるはずです。

色々とネガティブな情報を多く載せたので、クラウドソーシングの利用に不安が出てくるかもですが、一度まともなクライアントさんと出会えれば、快適に仕事ができます。

案件探し、焦りすぎず無理せず、頑張ってください!!