2年の時短勤務経験者が考える、育児休暇や時短勤務をとる男性が増えない理由。

佐藤辰則
佐藤辰則

過去に2年間の時短勤務を経験している辰則です!

今回は、自分の2年間の時短勤務経験も踏まえつつ、育児休暇や時短勤務を利用する男性が増えない理由について考えていきたいと思います。

育児勤務や時短勤務を利用できる男性が世の中に増えれば、少子化問題やその他様々な問題解決の一助になるはずですが、なかなか利用しづらいのが現状…。

育児勤務、時短勤務を利用する男性が増えない理由

短期的に給料が減る

育児休暇や時短勤務をとる男性が増えない、一つの理由として、短期的に給料が減る。ということが挙げられます。

育児休暇や時短勤務をとっている間は、単純に労働時間が減る分、給料が目減りします。

家計を男性の収入に頼っていた場合、長期間の収入減はあまり好ましくないはずです。ましてや、子供が産まれて支出が増えるとなれば尚更です。

我が家の場合には、共働きであったので、私が時短勤務を使っても家計に大きな痛手とはなりませんでしたが、男性の育休などを国として促進していくのであれば、単に推進するだけでなく、金銭的なフォローも必要になるでしょう。

社内の出世レースで不利になる

給料が減ること以上に、「社内の出世レースで不利になる」ということの方が、育児休暇や時短勤務をとる男性が増えない大きな理由になっているはずです。

仮に、残業することが平時の職場で、一人だけ育児勤務や時短勤務を使ったとしたらどうでしょうか。

仕事も家庭も120%の力でやりきれる、なんていうスーパーマンなら問題ないでしょうが、普通の一般男性の場合、仕事に使える時間的リソースも減るはずですから、その分成果も減るはずです。

その成果が減った結果として、社内での人事評価もマイナスに働きます。

中には、社内の出世レースや評価で、育児勤務などがマイナス要因とならない会社もあるかもですが、大抵の日本の会社では、不利に働くことがあっても有利に働くことはないでしょう。

また、私自身も時短勤務を実際に使っていましたが、その結果、出世に有利になる社内業務を同僚が先に手にするといった経験をしました。

もちろん、私は社内の出世レースで遅れをとるということを受け止めた上で、時短勤務をとっていたのでいいですが、世の中の一般男性でこうした事態を快く受け入れられる人は多くないのではないでしょうか。

上司や同僚に理解されないこともある

上司もしくは同僚に育児休暇や時短勤務を理解されない、反対されるケースもあると思います。私が実際、時短勤務を使おうとした時も…。